このサイトについて
当サイトは、主に劇場公開映画のレビューを行うサイトです。対象とする作品は、新作・旧作、洋画・邦画を問わず選んでいます。基本的には各映画について2つの記事に分け、ネタバレなし(情報は予告編程度)の作品紹介記事と、ネタバレありのレビュー記事を別々にアップしています。分量としては当然、後者の方が多くなっています。今のところ、前者が1500字〜2000字程度、後者がだいたい4000字〜7000字程度になっています。
サイトのタイトルは、「『映画のような人生』はあんまりないけれど『人生のような映画』は結構あるよね」という筆者の思いによるものです。1本でも多くそんな映画に出会いたいものです。
扱う作品の選定基準は?
特に基準らしい基準は設けていませんが、やはり新作、特に邦画の新作が多くなっています。というのも、過去の名作であれば、ほかに参照すべき優れた評論だとかレビューがすでにたくさん存在しているからです。今さら『ゴッドファーザー』だとか『風の谷のナウシカ』について書いても、「どこかで誰かがすでに(たぶんより深く適切な表現で)言っているだろう」という気がしてしまいます。とはいえ、筆者が個人的に特別な思い入れを持っているなどの理由があれば、「今さらながら」を承知で取り上げることもあります。それから、邦画が多いという点ですが、これは微力であっても日本映画を応援したいという気持ちの表れです。邦画について悲観的な声が多く聞かれますが、業界の構造などにもろもろ問題はあるとしても、良い作品は間違いなくコンスタントに生み出されていますし、優れた監督さん・俳優さん・スタッフさんがどんどん登場しています。
また、試写会などの機会を得て一般公開よりも先に鑑賞した映画については、できる限り優先的に記事をアップする方針です。
オススメ映画しか扱わないの?
基本的には、ポジティブな評価のできる映画を中心に取り上げます。というのも、このサイトは映画を「観てみたい」と思ってもらうことや「もう一度別の視点で観てみよう」と思ってもらえることを目指しているからです。ダメな映画をケチョンケチョンに書いて、そのタイトルを検索して読みに来た方に「ああ、この記事でもけなしている。自分と同じでよかった」と思っていただいても、それが意味あること、映画という文化に何か貢献できることだとは思いません。しかし、本当にダメな映画はしっかり批判します。映画のダメさにはいろいろありますが、私が考える最もダメな映画とは「観る者との信頼関係をないがしろにしている映画」です。抽象的な表現ですが、それが具体的にどのようなことを指すのかについては、実際に記事の中で触れていきたいと思います。
ただし、そのような記事こそしっかりと丁寧に「どこがダメなのか」「どうすればよくなると(僭越ながら)考えるか」を述べていきたいと考えています。どの映画でも、それに携わった人の苦労の果てに届けられるものであり、最低限の敬意を欠いてはなりません。ましてや、私はプロの映画評論家の方のように、顔や名前を出して書いているわけではありません。ダメな映画(と感じる)からと適当な文章を書き散らかして切り捨てるような無責任な姿勢は取らないよう心がけています。
記事の内容について
個人の主観が入ってくるのは当然のことですが、「単なる感想」は抑えめにして、「たとえば私はこう見た」という視点の提示を心がけたいと思っています。また、映画に限らずあらゆる表現には、受け手の自由な解釈が可能な「正解のない」部分もある一方、監督の発言や過去の作品・原作などを踏まえて正しく解釈すれば必ず同じ結論となるはずの「正解のある」部分もあります。これらの区別がしっかりできるように、と考えています。
明らかな事実誤認や解釈の誤りなどにお気付きの場合は、コメントなど頂ければありがたく思います。もちろん、読者の方の記事に対する「単なる感想」は大歓迎です。
それから、一応映画ファンとしてある程度の専門知識を持ってはいますが、専門用語などは必要最低限しか用いないようにしています。専門的に学んだわけでもありませんし(※途中までは専門的に学んだが学び終えていない)、ふつうの映画好きとして、ふつうの映画好きの方に読んでいただきたいからです。
扱う映画のリクエストは?
もし「当サイトに取り上げて欲しい映画がある」という奇特な方がおられたなら、お問い合わせフォーム・コメント欄などから気軽にお伝えください。たいへん喜びます。必ずリクエストにお答えできるというわけではありませんが、できるだけ努力させていただきます。筆者について
文章を書くことは仕事としていますが、「映画について」という意味ではただ映画好きなだけの一般人。20歳の頃には年間4桁に届こうかという本数を狂ったように鑑賞していましたが、現在は頑張って1日1本ペース。わりとどんなジャンルでも観る雑食型ですが、いわゆる「ヒューマンドラマ」系が多いかもしれません。また、記事にはあまりそういう雰囲気が出ていないかもしれませんが、ヌーヴェル・ヴァーグ期のゴダールなども好物です。古き良き日本の特撮とか、アメコミ系のヒーローものなどは入門時期を逸してしまい、比較的弱いです。嫌いなわけではないのですが。これから機会を見つけて入門したいと思います。
東京出身・在住。男性。同学年の俳優は、アンドリュー・ガーフィールドとかドーナル・グリーソン、山田孝之あたり。初めて劇場で観た映画はアニメならたぶん『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』。アニメ以外ならたぶん『ホーム・アローン』。
好きな街は京都とプラハと成都。好きな食べ物は寿司。好きなタイプは『気狂いピエロ』のアンナ・カリーナ。あと『バッファロー'66』のクリスティーナ・リッチ。あと『オール・アバウト・マイ・マザー』のペネロペ・クルス。あと『愛のむきだし』の満島ひかり。要するに可愛かったり美人だったら無節操にみんな好きです。嫌いなものは「ノーモア映画泥棒」の映像。現実の映画泥棒と記事泥棒も嫌いです。
好きな作品・監督・俳優は記事の中で。